帰化の生計条件

自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によって生計を営むことができること

基本的には普通に生活できていれば問題ありませんが、普通に生活できているかどうかは、一緒に暮らす家族単位でお考えください。

たとえば、夫の収入で家族全員が暮らしていけていれば、収入の無い専業主婦の方も申請ができます。逆に申請をされる方には借金がなくても、家族の中に大きな借金を抱えていて生計に影響を与えている様な場合は、申請ができません。

なお、生計条件に問題が無いことを示す為には、証拠書類が必要となります。収入は、サラリーマンの方であれば給与明細や源泉徴収票、会社を経営されている方は税務申告書類一式、公的扶助に関する支給決定通知書などが必要となります。支出については、毎月固定で発生する家賃の支払明細書や通帳等が必要となります。

当分の間、安定した生活を送れるだけの十分な貯蓄がある場合でも、どのようにしてその貯蓄をしたのかという過程（一時的に掻き集めただけの見せ金ではないことの証明）や、その形成過程できちんと納税をしてきたかどうかという点も考慮されますので、ご留意ください。